ワーホリ、日本食レストランで働く
ワーホリのことでケータイのメモ帳に書いてあったものがあったので、記事として紹介させていただきます。
私は2014年4月にワーホリを1年間だけ経験しました。この1年間(というか2015年に1年間日本に帰っていた時以外)ずっとシドニーから動いていません。
仕事に焦点を当てると、日本食レストラン2つと、4つ星ホテルのハウスキーピングを経験してワーホリ終了。
3つの仕事の中で1つ目に働いた日本食レストランについてのお話を今日は書こうと思います。
まずは結果から。
働いた期間4ヶ月。
9:30〜21:30までの勤務を5連勤して、月火がお休み。
あと途中に謎の扁桃炎で3週間寝込んでしまって、実質働いた期間は3ヶ月ちょい。
家賃とケータイ代と電車代だけ支払い続け、休みの日はなるべくお金を使わないようにした結果(というか疲れ果てて家に引きこもるか、当時付き合っていたオージーの彼氏の実家周辺の自然を堪能するかのどちらかで、使う道があまりありませんでした)、この4ヶ月で6000ドル足らずの貯金ができました(°_°)
あと2ヶ月ほど働けば10000ドルいけそうだったのに、惜しい。
海外で仕事を探す人たちにとって魅力的な「ローカルジョブ」。残念ながらワーホリ期間中、私はこのチャンスには巡り会えませんでした。
けれども、「とりあえず日本人がいない環境」を手に入れることに焦点を当てて、仕事をゲットすることに成功!
どういうことかというと、韓国人経営の日本食レストランでウェイトレスとして雇っていただいたのです!
必死のレジュメ配りの結果得た初めての仕事。一緒に働く人たちに日本人はいない、シティから離れたところのレストランなのでお客様にもなかなか日本人はいない。
私なりに得た最高の結果でした。
最初は何事も楽しかったんです。
キッチンハンド2人、マネージャー1人、ウェイトレス私1人、そしてボス。(私以外全員韓国人)
一緒に働く方々は皆優しくて、お客様との会話も弾みました。
当時キャンディクラッシュのアプリにハマっていたので、お客様でプレイしている人を見かけるたびに「キャンディクラッシュ!今レベルどれくらいですか!?」って話しかけていました(笑)
キッチンハンドの韓国人とは下ネタで盛り上がったり(笑)、暇な時間はダイエットの為のエクササイズをマネージャーとしてみたり。
1日中英語漬けひゃっはあ!とか思っていました。
けれども1ヶ月くらい経ったある日、ある事実に気づきます。
あれ、私韓国語分からんやん…(´Д` )
小さな気づきでした。けれども改めて自分の職場環境を見直してみると、お客様との会話以外に「英語」はほぼ存在しませんでした。
皆韓国語で会話→皆爆笑しだす→え、何を話してんの?→けど尋ねられない、尋ねたら空気壊しそう…
自分から話しかければ皆英語を話してくれる。
だけどやっぱり母国語の会話の方が話弾むよね…、って考えに至ってから、目に見えない「言葉の壁」にだんだん息苦しさを覚えていきました。
このサークルに耐えられなくなってボスに相談し、彼も理解を示してはくれました。
けれどもやっぱり疎外感はなくならない(泣)
忙しい日の一致団結の感じはとても好きでしたが、暇な日になると、自分から話しかけないと大抵私は蚊帳の外でした。
そうやって日々を過ごしていたある日、私にとって衝撃的な事件が起こります。
1番仲の良かったキッチンハンドの男性R氏がクビになってしまったのです(T_T)
ボスとR氏の言い争いは凄まじいものでした。韓国語の怒号のオンパレード。
私は2人が何について喧嘩をしているのか全く分からなかったので、R氏に事情を聞くことに。
けれども彼、質問に答えてくれない。
そしてこんなことを言われました。
「もし全部の事情をおぶに話したら、おぶはボスのことを嫌うと思う。それが嫌だし、事情が複雑だから、僕は理由を言わない。」
今だに2人がどうして争っていたのかは謎です。そして私は今だにボスとも連絡を取りますし、韓国に帰ったR氏からも時々連絡がきます。
当時私は、皆事情を知っているのに私だけ知る権利を与えられていないという気持ちになり、とても悲しくなりました。
知る権利が与えられていない悲しさと、R氏が職場から去る寂しさ、この2つで凹んでたところに致命的な事件が起こります。
R氏を引き継ぐ新しいキッチンハンドの男性が入ってきました。
が、この人なかなか私をイライラさせるのがうまい(笑)
「日本では韓国人を差別するような言葉ってあるの?笑」
なんて聞いてくるものだから、
え、うーん…(とりあえずググってみる)…チョン?かな?私そんな差別とかしないからググらんと分からんよ。
って答えました。すると彼は、
「韓国では日本人を『チョッパリ』っていって差別するんだよ。」
と、何ともいらない知識を教えてくれました。
それ以来そのキッチンハンド、私をチョッパリと呼ぶようになったのです(´・_・`)
おいチョッパリ、これやって。チョッパリ、あれあれ(物を指差して何かを伝えようとする)。
限界でした。ボスにこのことを相談するのも何だか気が引けて、あ、もう辞めようってなりました。
ボスに辞めたい旨だけを伝えると、あっさりOKが出ました。理由は聞かれませんでした。気が向いたらまた帰っておいで、って優しい言葉もかけてもらいました。
彼なんとなく状況知ってたんじゃないかな。
以上が私のオーストラリアでの初めての職務経験です。
2つ目に働いた4つ星ホテルのハウスキーピングの方が辛いとか、この時はまだ知りませんでした…(´Д` )
ハウスキーピングについては、また気が向いたら書こうと思います。
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